訪問看護はきついって本当?仕事内容や大変といわれる理由を7つ紹介!|看護師・理学療法士・作業療法士向け
- 次郎 五反田
- 2025年10月8日
- 読了時間: 10分
更新日:2025年10月23日
在宅医療の推進に伴い、近年では訪問看護の仕事に注目が集まっています。
訪問看護は、利用者様と密にコミュニケーションを取れるため、やりがいを求める方には特におすすめの仕事です。
とはいえ、訪問看護は「きつい」「大変」といわれることも多く、中には挑戦をためらってしまっている方もいるでしょう。
そこで今回は、訪問看護の仕事が「きつい」「大変」といわれる理由を7つ紹介します。
また、仕事がきついと感じた場合の対処法や、訪問看護ならではのやりがい・魅力についても解説しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

訪問看護の仕事がきついといわれる理由7選
訪問看護の仕事は、その責任の重さからプレッシャーを感じることも多い職種です。
ここでは、訪問看護ならではの仕事内容や大変な部分、きついと感じる部分について詳しく解説していきます。
オンコール対応が必要だから
訪問看護には、オンコールという業務があります。
オンコールとは、営業時間外の緊急呼び出しに備えて、専用の携帯電話を持つ業務のことです。
呼び出しがかからないこともありますが、利用者様やそのご家族から呼び出しや問い合わせがあった場合は、電話で対応したり、直接訪問したりしなければなりません。
当番の日は、常に電話を持ち歩き、緊急連絡に備えなければならないため、気が休まらないと感じる方もいるようです。
利用者様の年齢や状態が多種多様だから
訪問看護の利用者様は、それぞれが異なる疾患を抱えています。
また、利用者様の年齢も幅広く、状況に応じた適切な対応が求められます。
例えば、人工呼吸器を使用している方への呼吸管理、糖尿病患者様へのインスリン指導、認知症の方への安全指導など、一日に複数のタイプのケアに当たることも珍しくありません。
業務の多様性は、訪問看護におけるやりがいの1つでもありますが、一方で準備や切り替えに神経を使うため、それが負担になってしまうこともあります。
体力的な負担が大きくなりやすいから
訪問看護では、基本的に1人で利用者様の自宅を訪問することになるため、移動時間が多くなりやすいです。
移動手段が自転車やバイクなどの場合は天候や気温の影響も受けやすく、体力的にきついと感じる場面も少なくありません。
また、利用者様の自宅によって設備や環境が異なり、病院のような整った設備環境は望めません。
その他、入浴介助や移動介助といった身体的な負担が大きい業務が続くこともあるため、体力に自信がない方は注意が必要です。
看護から介護まで幅広い知識とスキルが必要だから
病院には、看護師の他に医師や介護士などが常駐しており、適切な役割分担が行われていますが、訪問看護では1人の看護師が医療的ケアに加えて、日常生活のサポートまで行うことになります。
つまり、専門職としての看護スキルに加えて、福祉や介護といった幅広い知識が求められるということです。
例えば、褥瘡(じょくそう)予防のためのポジショニングや排泄介助、食事支援といった介護士のような役割を担うことも多く、場合によってはプレッシャーを感じてしまうかもしれません。
1人で判断する場面があるから
訪問看護では、看護師が単独で訪問することが多く、緊急時などにその場で判断を下さなければならないケースもあります。
中でも代表的なのが、利用者様が急変したときです。
すぐに救急車を要請すべきかどうか、どのような応急処置をすればいいのかといったことを瞬時に判断する必要があるため、責任重大です。
もちろん、上司や医師に相談できる体制は整っているものの、目の前で利用者様が急変した場合、上司や医師への報告や相談の前に応急処置をしなければならないケースもあります。
訪問看護では、この「緊急時の対応」に不安やプレッシャーを感じる方も多いです。
環境が訪問先によって異なるから
訪問看護の現場は、病室ではなく利用者様の自宅です。
そのため、訪問先の環境が一軒ごとに大きく異なります。
段差が多い住宅や空調設備が整っていない住宅、ゴミが散乱している住宅など、あらゆるケースが想定されますが、そのような環境下でも一定レベルのサービスを提供しなければなりません。
場合によっては、安全面に不安を感じたり、作業のしづらさを感じたりすることもあり、訪問看護師の負担が大きくなってしまうこともあります。
多職種、関連機関との連携が必要だから
訪問看護では、看護師やケアマネージャー、介護士といったさまざまな専門家・専門機関と連携しながら利用者様の生活を支えます。
そのため、こまめなコミュニケーションや情報共有が必要です。
ときには、意見が衝突してしまったり、認識の相違が起こったりしてトラブルに発展するケースもあります。
このような点に対して「きつい」「大変」と感じる方も多いようです。
訪問看護の仕事がきついと感じた場合の対処法
訪問看護の仕事は、やりがいが大きい反面、プレッシャーや負担を感じることも少なくありません。
特にオンコール対応や自分一人での判断、身体的な負担などから「もう続けられない・・・」となってしまう方もいます。
しかし、訪問看護の仕事がきついと感じたときこそ、冷静に状況を見直すことが大切です。
ここでは、心身のバランスを崩さずに訪問看護師として働き続けるための具体的な対処法を3つ紹介します。

勤務先に相談する
訪問看護の仕事がきついと感じたとき、まずやっていただきたいのが、勤務先への相談です。信頼できる上司に、現状と自分の気持ちを上手に伝えることで、問題解決に繋がるアドバイスや提案をしてもらえる可能性が高まります。
また、勤務環境やステーションの体制に問題がある場合、自分が相談したことをきっかけに改善へと動いてくれる可能性もあります。
ひたすら我慢して、自分の中で解決しようと考えると、さらに自分の首を絞めることになってしまうため、できるだけ早く相談しましょう。
プライベートを充実させる
責任重大な訪問看護という仕事と向き合うためには、仕事とプライベートにメリハリをつけることが大切です。仕事に打ち込むのは素晴らしいことですが、バランスが崩れると精神的あるいは体力的に疲弊してしまいます。
休みの日を利用して旅行に行ったり、音楽を聴いたり、自然に触れたりすることで、心身共にリフレッシュできるため、前向きな気持ちを取り戻しやすくなります。
ステーションを変える
「きつい」あるいは「大変」と感じる理由が、勤務体制や待遇面にある場合は、ステーションの変更、つまり転職を視野に入れるのがおすすめです。
業務の取り組み方やメンタル的な大変さは、日々の意識や工夫である程度解消できることもありますが、勤務体制や待遇の部分はそう簡単に変えられません。
教育体制や連携体制が整っているステーションや、待遇改善に力を入れているステーションに転職することで、悩みを一気に解消できることもあります。
訪問看護のニーズが高まっている現代では、訪問看護ステーションも少しずつ増えてきていますので、自分に合った職場を慎重に探していきましょう。
意外と知らない訪問看護の仕事内容とやりがい・魅力
訪問看護の仕事はきついと思われがちですが、それ以上に多くのやりがいや魅力があります。
ここからは、訪問看護ならではの魅力とやりがいを3つ紹介します。
利用者様と密にコミュニケーションが取れる
病棟勤務の場合、多くの患者様に対してさまざまなケアを提供する必要があり、それに加えて事務作業や雑務なども行うことになるため、どうしてもコミュニケーションが形式的になりがちです。
一方、訪問看護の場合は、利用者様一人ひとりとじっくり向き合う時間を確保できます。
利用者様の疾患やご家庭の状況などに合わせて細やかなケアを実施することで、
「ありがとう」
「あなたが来てくれると安心する」
といった言葉を直接いただける機会も増えるため、大きな喜びとやりがいを実感できます。
夜勤がない
夜勤がないことは、訪問看護における大きな特徴の1つです。
これは、病棟勤務で長年夜勤に苦しんできた看護師にとって、非常に大きなメリットです。
夜勤は手当てがつく一方で、体力的あるいは精神的にややストレスがかかりやすく、生活リズムも乱れやすいですが、訪問看護の場合はその心配がありません。
勤務時間は基本的に「日中」となるため、家庭や育児との両立もしやすいです。
ただし、訪問看護にはオンコールという特殊なシステムがあるため、頻度や体制を事前に確認しておきましょう。
年収水準が高い
訪問看護師は、年収水準が比較的高めです。
一般的には300~600万円ほどとなりますが、役職やオンコール回数などによってはそれ以上の収入を得ることもできます。
仕事としてのやりがいだけでなく、しっかり稼げる仕事としての一面があることも、大きな魅力の1つといえるでしょう。

訪問看護はどんな人におすすめ?
訪問看護は、病棟とは全く異なる環境で働くことになるため「向き・不向き」がはっきり分かれます。
ここからは、訪問看護に向いている人の特徴をいくつか紹介していきます。

利用者様の生活に寄り添いたい人
訪問看護は、利用者様の「生活全体」を支える仕事です。
病院とは違い、看護師が訪れるのは利用者様の自宅であり、日常の延長線上にある現場で看護を行うため、医療的ケアとともに生活支援の視点も重要になります。
このようなことから、病気や症状の緩和やケアだけでなく「その人がどう生きたいか」あるいは「どんな暮らしを続けたいか」という部分に寄り添える方に向いているといえます。
臨機応変に対応できる人
訪問看護では、毎回違う環境や状況に身を置き、臨機応変に対応しなければなりません。
また、即座に判断や決断をしなければならない場面もあるため、適切な判断力や行動力も必要です。
このようなことから、決まったルールに沿って仕事をしたい方よりも、変化を前向きに受け止め、状況に応じて動ける方に向いている仕事といえます。
体力に自信がある人
訪問看護は、意外にも体力を使う仕事です。
訪問件数が多くなればなるほど移動時間も長くなりますし、移動を繰り返すことでどうしても体力が消耗していきます。
また、在宅医療の現場では、ベッド移乗の介助や入浴介助といった、医療と介護の両視点が求められることもあるため、ある程度の体力や筋力が必要です。
人とコミュニケーションを取る仕事がしたい人
訪問看護では、利用者様本人だけでなく、
・ご家族
・医師
・ケアマネージャー
・ヘルパー
など、多くの方とかかわりながらサポートを提供します。
仕事でかかわる全ての方と信頼関係を築くためには、丁寧な言葉遣いや相手の気持ちに寄り添った対応が欠かせません。
「人と話すのが好き」「相手の立場で物事を考えられる」「信頼関係を築くことに喜びを感じる」といった方は、訪問看護の現場で活躍できるでしょう。
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まとめ
訪問看護の仕事は、きついあるいは大変といわれることも多いですが、それは責任感や対応力が求められるやりがいのある仕事だからこそです。
たしかに、オンコール対応や一人での対応など、大変な面はあります。
しかし、利用者様と深い信頼関係を築けたり、夜勤が無かったりと、他の看護職ではなかなか実感できない魅力も多数存在しています。
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