訪問看護師の年収は?目安と年収を上げるためのポイントを紹介!
- 次郎 五反田
- 3 日前
- 読了時間: 5分
訪問看護師への転職を検討している方の中には、年収について気になっている方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、訪問看護師は在宅医療の中核を担う重要な役割を担っており、その専門性と責任の重さから、比較的年収水準が高くなっています。
とはいえ、経験やスキルなどによって収入に差が出ることもまた事実です。
そこで今回は、訪問看護師の年収目安と、年収を上げるためのポイントを紹介していきます。訪問看護師としてキャリアを構築していきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

訪問看護師の収入
では早速、訪問看護師の「年収」「月収」「時給」目安について詳しく見ていきましょう。また、収入の影響要因についても詳しく解説していきます。
ただし、これから紹介する金額は、あくまでも目安であり、実際の収入は経験や事業所などによっても変動するため、参考程度にお考えください。
年収目安
訪問看護師の年収目安は、300~600万円程度であり、平均は約450万円となっています。
病棟勤務に比べるとやや低め、もしくは同等程度になることが多いですが、これは夜勤手当がないことが理由です。
とはいえ、訪問看護師にはオンコール手当がありますし、しっかりとした訪問看護ステーションであれば残業代も細かく計算して支給されますので、高年収を期待できます。
月収目安
「2021年看護職員実態調査」によると、訪問看護師の平均基本給額は約27万円ほどです。
こちらの金額に、オンコール手当や残業代、ボーナスなどがプラスされ、先ほど紹介した年収水準に近づいていきます。
ただし、上記の月収も「目安」に過ぎず、実際の月収は訪問看護ステーションの給与形態によっても異なるので、注意してください。
時給目安
訪問看護師の時給目安は、1,500~2,000円ほどです。これは、一般的なアルバイトやパートの時給に比べるとかなり高水準です。
勤務地や訪問看護ステーションによっては、時給2,000円以上になることもあります。
ただし、非正規雇用の場合は、ボーナスが出ないことがほとんどであるため、固定給の正社員に比べると年収水準が下がりやすいです。
影響要因
訪問看護師の収入は、勤務条件によって大きく左右されます。
特に大きな影響を与える要素が「オンコール対応の有無」です。
オンコールとは、夜間や休日などに電話対応や緊急訪問に備えて待機する業務であり、通常は1回あたり1,000円~3,000円ほどの手当てが支給されることが多いです。
実際に緊急出動した場合は、さらに追加報酬が加算される事業所が多いです。
その他にも、残業代や役職手当がつくケースもあるため、働き方や役職次第ではより高年収を期待できます。
訪問看護師が年収を上げるにはどうすればいい?
訪問看護師が年収を上げるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
主任や管理者を目指す
スキルを磨く
オンコール回数を増やす
自分に合った職場を見つける
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

主任や管理者を目指す
訪問看護師が年収を上げるには、主任や管理者を目指すのがおすすめです。
役職がつくと、基本給に加えて役職手当が支給されるケースが多く、場合によっては年収が50~100万円ほどアップすることもあります。
もちろん、管理者にはマネジメントや調整力、法令知識などが求められますが、スタッフの教育やシフト管理、医師やケアマネとの連携など、訪問看護師としてのスキルを高める貴重な経験にもなります。
訪問看護師として年収アップを狙いつつ、キャリアアップにも繋げていきたいという場合は、ぜひ主任や管理者を目指してみましょう。
スキルを磨く
訪問看護師として年収を上げるためには、勤務しているステーションから評価してもらう必要があります。
そのためには、訪問看護師としてのスキルを磨くことが大切です。
そうすることで、より高いレベルの業務に携われるようになるため、自然と年収も上がっていくでしょう。
スキルは日々の業務からも習得できますが、正しい知識を効率的に身につけたい場合は資格を取得するのもおすすめです。
資格を取得したからといって、すぐに年収が上がるわけではありませんが、訪問看護師として働く上で欠かせない知識とスキルが身につくため、結果として昇進や昇給に繋げられる場合があります。
オンコール回数を増やす
訪問看護師として収入を上げたい場合は、オンコール回数を増やすのがおすすめです。
オンコール手当は、訪問看護特有の報酬体系であり、収入を増やしたい方にとっては有効な手段となります。
ステーションによっても異なりますが、1回のオンコールで1,000円~3,000円ほどの待機手当を設定していることが多く、緊急訪問した場合はさらに追加で手当てが支給されるケースも多いです。
自分に合った職場を見つける
同じ訪問看護の仕事でも、勤務先の規模や方針などによって給与形態が大きく異なります。
そのため、複数のステーションを比較した上で、自分の目的にあった勤務先を選ぶことが大切です。
ただし、年収が高いという理由だけで選んでしまうと、思わぬミスマッチが生じる場合があります。
例えば、
・訪問件数が多すぎて体力的に厳しい
・スタッフ間の連携が不十分でストレスを感じる
・教育体制が整っておらず不安が残る
といったケースです。
このような事態を回避するためには、収入面だけでなく、自分の働き方や価値観にあった環境かどうかを総合的に判断する必要があります。
まとめ
しかし、訪問看護師には残業代や役職手当などの一般的な手当てに加えて、オンコール手当があるため、働き方次第では高年収を期待できます。
その他、
主任や管理者を目指す
スキルを磨く
自分に合った職場を見つける
といった努力も、収入アップに繋がっていきます。
ただし、収入面だけで勤務先を選ぶとミスマッチが起こりやすくなるため注意が必要です。
訪問看護のビジナでは、多様な働き方に対応しているだけでなく、未経験者への教育体制も整えています。
もちろん、残業代やオンコール手当も細かく計算して支給していますので、訪問看護師としてキャリアを積み上げていきたい方は、ぜひ採用ページをチェックしてみてください。






